040521 on 12:07

■ANATOMY /Stefan Ruzowitzky, 2000

アナトミー《人体の不思議展》をご存知だろうか。
 
 その是非については賛否両論のある、人体標本の展示である。
 ワタクシは、97年の横浜みなとみらい21と、
 今年の東京国際フォーラムでの展示を観た。2度、観たことになる。
 これまでの標本は、ホルマリン浸けだったり、模型だったり、といったものが
 一般的なものとして学校や医療機関で取り扱われていたが、
 この《人体の不思議展》では、
 新技術“プラストミック”を用いた標本を展示している。
 
 サイトによると
本展で展示されているすべての人体プラストミック標本は、生前からの意志に基づく献体によって提供されたものです。
 ということになっている。
 それがどういうことなのかは、各々考えていただくとして。
 
 
 映画《アナトミー》
伝統ある名門医大の解剖学セミナーに合格し、パウラは野望に燃えていた。お医者さんごっこに耽るルームメイトを尻目に、彼女は名声ある医師を目指していた。たまたま解剖室のベッドの上に知人の死体を発見するまでは……。その死に疑いを抱いたパウラは、周囲の警告も聞き入れず、死因の追求にのめり込む。浮かび上がったのは禁断の薬品“プロミダール”と、秘密結社“AAA!”。それは16世紀から続く、治療よりも研究を医学の王道とする、ナチス時代に隆盛を極めたフリーメーソン“アンチ・ヒポクラテス連盟”。恐るべき実体に迫ったその時、パウラもまた生きたままの標本にされるのか !?
 というストーリー。
 プロミダールという薬品を動物(もちろん人間も含む)に注射すると、
 血液がゴム状になり、全身のあらゆる感覚や機能が麻痺していく。
 患者(というか被害者)は意識以外の感覚を失った状態で解剖され、標本にされる。
 そんな薬品が実在するかどうかは、素人のワタクシの知るところではないのだが。
 
 プラストミック標本は生前からの意志に基づく献体である。らしい。
 詳しくは判らないが、死後に標本にするための作業をしていくのだろう。
 対するプロミダールを使用した標本作成は、まだ生きている状態で行われる。
 
 映画の中に、プロミダールを使用して作成した、とされる人体標本が登場する。
 映画用に作られた模型ではあるのだが、この中のいくつかは本物、
 つまり《人体の不思議展》で展示されている標本だという話もある。
 真偽の程は定かではないが、映画を観る限りでは
 プラストミック標本だと言われても頷ける。
 
《人体の不思議展》と《アナトミー》を観て、思うこと。
 技術の進歩と倫理のバランス、ってなんだろうね。

《アナトミー2》も、DVD化されるそうですよ。もうされたのかな?
 
 挿入歌に、ポール・ウェラーやファット・ボーイ・スリムが使われてました。
 ということもつけ加えておこう。
written by march | Comment(4) | TrackBack(0) | ■Reviews
■Comments for This Entry
俺も行きましたよ。人体の不思議展
圧巻でしたね、グロ好きな俺でも少々打ちのめされるような標本がいっぱいあって楽しめました。

何より、展示会に来ていらっしゃるお子様方の遺体に対する恐怖感の無さが印象的でした、普通に脳みそとかいじってるんです。

まだまだ日本も大丈夫だ。
と思いました。
Posted by takeshi at 040521 on 12:41
■takeshiさん
おぉ、takeshiさんだ。おぉぉ〜!

いや、もう、圧巻といいますか。なんでしょうね、アレ。
みなとみらいの時は初めて観るということもあって、あららららと終わった感じだったのですが、国際フォーラムの時は、いろいろ考えてしまいましたね。本当に献体なんだろうか、とか。

そんなことを考えつつ、アナトミーを観たんですよ。
人体の不思議展もドイツ発祥、アナトミーもドイツ映画。
ここのところの共通点は、一体何なのか、ってね。
Posted by march at 040521 on 13:41
_・)えーと。

僕はわりとグロもオバケもグレープフルーツも苦手なんですけど、彼女がどうしても行きたいといっていたので国際Fのほうに行きましたよ。こういうときでしか一緒にお出かけして貰えないし、、、、(涙)

医療系の彼女にいろいろとレクチャーされながら会場をグルグルしていました。なんか彼女の話ですと、こういう献体って医学界のお偉いさんがならざるを得ない状況なんだそうな。そっちの業界でお偉くなるのも考えもんだなぁ、、、とか思った一日でした。

_・)しかしたまにのデートがコレでよかったのかな。
Posted by _・) at 040521 on 15:17
■_・)さん
そうかぁ。東大医学部には亡くなられた元教授夫妻の標本があるとかないとか。
そんな最高学府に知り合いはいないので、真偽は定かではないのですが。

ワタクシもデートですよ。2回とも。トホホ。
Posted by march at 040521 on 16:32
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